お金を貯めたいけど、貯まらないという人多いと思います。
「どうやって増やそうか?」と増やす事ばかり考えている人がほとんどだと思いますが、まずはお金の仕組みや役割そしてご自身の現状をよく理解して、必要な事と不要な事を理解することがお金が増える第一歩だと思います。
まずは、お金の役割を理解しましょう。
お金っていつ頃から存在しているのか知っていますか?お金という存在は、地球の歴史から見ると割と新しい存在にあたります。
昔の人々はお金を必要としていませんでした。いわゆる「物々交換」というモノとモノ、モノとサービスを交換するシステムがメインでした。お米と魚と交換したり、荷物を運んでもらう代わりに、野菜を渡したり色々な交換で成り立っていました。
ただ、人口が増えるとこの交換システムが難しくなり、そこで「お金」というものが登場します。はじめは金属の金や銀、銅などを使っていましたが、時代とともに紙幣が使われるようになり、現在に至ります。
こういった話はみなさんご存知だと思いますが、お金の役割って?とあらためて聞かれると返答に困ってしまう方も多いかと思います。お金の役割を理解することでお金との関係をより深めていけますので、正しく理解していきましょう!
まず、お金には3つの役割があります。
「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」という本の中で、お金の役割について3つ挙げています。
・交換の手段
・価値の保存
・価値の尺度
「交換の手段」は、欲しいものや必要なものを手に入れる手段としてのお金の役割です。これはそのままの意味です。
お金によって手に入るものやサービスと同じ価値があるということです。
「価値の保存」は、モノやサービスと交換しなくても、お金そのものに価値があるということになります。貯めて使うことができます。食べ物のように腐ったりしないので、お金はとても便利です。
最後に、「価値の尺度」は、モノやサービスの価値をお金で表すという役割です。例えば、家にテレビが18万円とすると、テレビの価値が18万円ということになります。
お金を使えば価値を表すことができます。
モノでなくても、国の生産量や、世界の消費量、会社の借金もお金の価値の尺度と言う機能を使って、多いか少ないかを判断することができます。
これがお金の3つの役割です。
物心ついた頃から、お金というものがあたり前にあって、使うことに疑問すら抱くこともないと思いますが、こうやって見ると本当に便利で価値のあるものだなと思いませんか?
そんな便利なお金が手元にしっかりやって来てくれるような習慣を身につけることが大事です。
お金の役割を理解したら次は、お金の使い方の見直しが必須です。
一般的には、3種類に分けることができます。
・消費
・浪費
・投資
消費というのは、生活する上で必要なお金のことです。服を買ったり、食事をしたり、生活をするために必要なものです。
浪費というのは、無駄遣いのことです。
必要以上に洋服や化粧品を買いまくるようなことは無駄遣いになります。度を超えたギャンブルなども浪費です。
これはお金に限ったことではありません。
時間にも当てはまります。
四六時中、SNSやyoutubeを観ているのも時間の浪費で非常にもったいないです。
ただ、どれが浪費でどれが消費なのかを意識して、生活している人は少ないです。なので、現状が変わらないのです。
変わりたいのであれば、1度ご自身の生活を消費、浪費、投資で分けて見ると良いです。今まで気がつかなかった癖などに気が付くことができます。
その中で、無駄な浪費にあてていたものや時間を投資に回せると尚良いです。
そうお話すると資産を増やすために、何かしないと!と考えてよく調べたりもしないで慌てて行動する人がいます。
手元にほとんど現金がないのに、全てを注ぎ込んで投資する人、かなり要注意です。
結局投資に失敗して、お金がない!生活できない!となると本末転倒です。
生活費と投資用の資金は必ず分けるのが基本中の基本です。
生活費の半年分くらいの現金は残しておいた状態で、投資運用をはじめましょう。
投資方法もリスクを抑えるため、分散するのがおすすめです。
・現金
・株
・不動産
よく言われているのが上記の3つに分けると良いとされています。それぞれデメリットが必ずありますが、分散するとメリットが他のデメリットを補ってくれるのです。
且つ、円だけではなく、ドルや他の通貨に分けて持つのもおすすめの方法です。
お金の役割や使い方はご理解いただいたと思いますので、次は大事なマインドについてお話します。頭では理解していてもマインドが育っていないと結局失敗してしまうものですので、知識とマインドを一緒に育てていきましょう。
まず、みなさんが持っているお金持ちのイメージはありますか?
高級車に高級時計、タワーマンションに住んでいる・・・というようなイメージの人もいるかと思います。
でもそれをイメージしたところで、みなさんがお金持ちになることはないでしょう。
もう少し現実的に、イメージをすることが必要です。
なぜなら、私を含めみなさんはお金持ちになりたいのは、高級品を買い漁りたいのではなく、お金の心配をしないで、安心して安定した生活を送りたいからです。
そのため、やらないといけないことは一般的なお金持ちのイメージからは程遠いとても地味なものであるということを理解しないといけません。
お金が働いてくれるように、自分で勉強をして、運用をできるようになる必要があります。一攫千金を狙っている人には面倒臭い話です。
自分がどういう生活が幸せか。
何があれば幸せか。
それをするために、手に入れるために何をしたらいいのか。いつまでに。と人生のマネープランを立てないと始まらないのです。
誰かの思う幸せの形ではなく、自身が本当に思う幸せを描いてみてください。
お金があれば幸せ
お金がなくても幸せ
みなさんの思う幸せはどっちですか?
結論、お金があってもなくても幸せになることはできますし、逆にどんなにお金があっても幸せを感じられない人もいます。
お金がありすぎて困るという状況になることがないからピンと来ないという人もいると思いますが、どんな人でも理解しておく必要があるのは、決してお金=幸せではないということです。
お金がないと不幸だというマインドだと、結局いくらお金を稼いでも稼いでも満足できないという状況に陥ってしまうのです。
とはいえ、お金がなくても幸せだと思え!!と推奨しているわけではないです笑
お金があっても幸せ、なくても幸せに感じられる日常があるというのが理想の状態なのかなと思います。
お金は、お金を稼ぐことが目的ではなく、望む生活、人生のために必要な手段なのです。
ご自身の理想の生活が送ることができるように、じっくりライフプランを立ててみてください。
色々な気づきがあると思いますよ。