仕事上のストレスというものは、ほぼ「人間関係」だと言われています。
プライベートと違って仕事の人間関係は勝手に排除することもできないため、解決も中々難しくなってしまいます。
仕事だと割り切って対応するも、気づかないうちにストレスがかかっていて、トラブルに発生してしまうことも多々あります。
よく人に相談したら、「気にしない、構わない」とか「苦手意識を持たない」とかアドバイスをもらったりしますが、実際の所は余計気になってしょうがなくなり、嫌な所が目に付いてしまいます。
結局の所、解決策は自分自身で切り替えをいかに上手くなるか、心のケアを自分でどれだけできるかということになります。
理不尽な事が起きて、イライラして眠れず、仕事も集中できず体調崩して病気になるというケースもありますので、ストレスというのは非常にやっかいなものです。
ただ、人間関係においては相手の心の奥底まではわからないので、ストレスをゼロにするということは不可能ですが、色々な対策を複数持っておくことで少し楽になってくるものです。
今回はいくつかおすすめがあるので、お話ししたいと思います。
①苦手な人と会う時、事前に一人会議をして臨む
この人苦手だなと思っていると、口には出していないのに意外と相手に伝わってしまうものなのです。なので、一人会議をして理想の状況をシュミレーションしておきます。
どんな会話をしたいか。
その人の関係をどうしたいか。
仕事の関係の人ですので、仕事がもちろん関係していると思うので、どういうプロセスを経て仕事を進めていきたいか。そしてその結果のゴールはどうしたいか?ということを具体的に考えます。
しないこともはっきりシュミレーションしておきましょう。
いつも相手が怖くて、自分から挨拶できないけど、今回は相手より先に挨拶している様子をシュミレーションしてみるとか。
事前にシュミレーションをしておくことで、無意識ですが、自分を上手くコントロールできる流れになりやすくなります。
これを繰り返すことで、自分に自身がついたり、相手との関係も改善したりすることができます。
②眼をぐるぐる動かす
さっき言われた一言が気になってモヤモヤが止まらない!となった時におすすめです。
やり方は簡単で、眼の前に人差し指を持ってきて、左右、右下右上、左下左上を往復を繰り返すだけ。
眼は脳と直結していて、眼を動かしていくと嫌な記憶が少しづつ薄れてきてストレスを感じない状態に変わってくると言われています。
パソコンやスマートフォンで眼を使うことは多いですが、動かすことはとても少ないので、気持ちの切り替えができて効果抜群です。
③整理整頓や掃除
ストレスを感じているときは、落ち着くことがとても難しい状況になり、冷静な判断ができなくなります。ネガティブな思考ばかりが溜まってきてしまいすので、こういう時こそ掃除をするのがおすすめです。
机の周りや部屋の掃除などに没頭することで、自然とストレスが緩和されていきます。
掃除機をかけたり、拭いたり家具を移動させたりすると、運動にもなります。体を動かすとβエンドルフィンというホルモンが精製されます。
このホルモンがストレスを和らげたり、リセットしたりする効果があるのです。嫌なことがあるとスポーツをしてスッキリする人はこの効果を使っています。
また、運動量が少なくても引き出しの整理をしたり模様替えをする場合は、右脳を使うので、脳トレになります。
何より部屋が綺麗になると、気分までスッキリしてくるので、ストレスもだいぶ軽減されます。
音楽もドーパミンが放出されるので、憂鬱な気分をリセットするにはおすすめです。通勤前や休憩中に聞くとスッキリします。
④問題解決のためのアイディア出し
ストレスとなっている問題点や悩みを持ち続けていること自体が大変ストレスになります。
どうやって解決しようか?と考えても中々答えが出ないケースも多いので、考えるだけではなく、アイディアとして書き出してみることが効果的です。
1つの問題につき、8個程、書き出してみてできそうなものからやっていくというのが、意外と実践的で動きやすいです。
これはストレス対策以外にも、To Doリストとしてマスの枠を埋めていくように使っている人もいて、結構一般的な方法になります。
書き出すことで自分が何をしたら良いのかを客観的に考えることができるので、書き出しただけでもスッキリします。
時間が解決してくれるような悩みだったら、その期間だけ悩み続ければいいですが、そうではない場合は、このように書き出して淡々とやってみるのも効果ありです。
書き出しは脳を刺激してくれますので、アイディア出し以外でもたまには手書きをしてみるのもいいです。
ゆっくり文字を丁寧に書くことが心を落ち着かせてくれる効果があることもわかっていますので、取り入れてみてください。
⑤姿勢を気をつける
姿勢と心は関係していると言われています。
会社でストレスを抱えている時は、うつむき加減で背中が丸まった状態になりやすいと言われています。
怒られないように見つからないようにしていると自然とそうなるそう。
実際、猫背で下を向いていると、前向きなことや楽しいことって感じにくいものです。逆に背筋をピンと伸ばしていると、悩み続けるということが難しかったりします。
姿勢を変えることで心の状況も変えることができるということです。
ストレスを感じた時は、すぐ解決できればいいですが、そうはいかない時はまず、背筋だけでも伸ばして
顔を上げることをしてみるのがおすすめ。
少しでも前向きな気持ちを味わうことができます。
また、デスクワークが中心の人は、仕事の中に姿勢の見直しを是非してみてください。姿勢の悪さによって、肩こり、腰痛を引き起こしている可能性もあります。
肩こり等があると生産性が落ちて、やる気も落ちるという研究結果がありますので、結構な大問題です。
ただ、パソコンを扱っていると中々改善といっても難しいのが本当の所かもしれません。
改善したいと思っている方は是非今からお伝えすることを取り入れてみてください。
パソコンのモニターの位置を目線に合わせます。
そうすることによって背筋が伸びます。
キーボードは膝の下に置いて使用します。
キーボードを膝に置いて、腕と肩を下ろすことで、自然な体勢を維持することができる。
少し工夫するだけで、姿勢を改善でき前向きに仕事に取り組むことができるようになります。
余談ですが、座りすぎもよくないです。
死亡リスクが上がると言われているので、1時間に1回は立ったり、動いたりしましょう。
座りっぱなしだと脂肪燃焼に関係する酵素の働きが止まり、筋肉が萎縮して酵素が働かなくなるそう。
結果、糖尿病や生活習慣病のリスクが高まってしまう。
実際、立って本を読むと集中力が高まるという研究結果もあるようなので、座りっぱなしをやめて、立って仕事をする習慣を身につけてみるのも良さそうです。
今回お話しした5つはすぐに実践できることばかりです。
少しでも快適に仕事をして、ストレスを減らしたいと思う人は、1つづつ無理せずはじめてみてはいかがでしょうか。